School situation学校の様子

祇園祭 曳き初めに参加

7月13日(土)、京都三大祭りの一つである祇園祭の「曳き初め」に、帰国学級の生徒20名が参加しました。前祭の17日の山鉾巡行を前に、組み立てた山鉾を試し曳きする「曳き初め」が行われます。本校では、毎年、岩戸山保存会様のご厚意により、生徒が岩戸山の綱をひかせていただいています。山鉾の綱を引くと、一年の厄除けになるといわれています。
まず、献酒をし、保存会の方に生徒代表が挨拶をしました。そして、高さ14メートルの山の前に進み、神様が宿っていることから「綱をまたがない」などの注意を聞き、力いっぱい握りしめました。
15時。音頭取の「エンヤラヤー」の掛け声を合図に、一斉に綱を引き、囃子方などを乗せた8トンを超える岩戸山がゆっくりと動き出しました。新町通を北へ上がり、船鉾とともに南下し、元の位置に戻ってくると、集まった観衆から大きな拍手が起こりました。
海外で幼少期から学童期を過ごした帰国学級の生徒にとって、いにしえより伝わる京の伝統文化や、それを守る人々の熱い思いに触れることのできた一日でした。