
5月21日(水)6校時、2年の生き方探究では、「ジョハリの窓」を使い、自分自身への理解を深めました。
「ジョハリの窓」とは、米サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト、ハリ・インガムが発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」が基となったフレームワークです。
自分がもっている自身のイメージと、他者から見た自分のイメージを照らし合わせることで、自分自身が気づいていない一面を知ることができます。
まず、自分について「思いやりがある」「責任感がある」「ユーモアがある」など、30項目からあてはまると思うものに3つ以上〇をつけます。これらの項目は、すべて肯定的な言葉で表現されています。
また、4人グループの仲間についても、個々のシートにあてはまる項目に〇をつけ、記入しました。
次に、「ジョハリの窓」を使い、仲間から〇をつけてもらったシートを受け取り、次の4つの窓に分けて自分自身をとらえました。
①開放の窓:自分も仲間も〇をつけている項目。自分も仲間も知っている自分。
②秘密の窓:自分は〇をつけているが、仲間は〇をしていない項目。自分は知っているが、仲間は気
づいていない自分。
③盲点の窓:自分は〇をしていないが、仲間は〇をつけている項目。自分は気づいていないが、仲間
は知っている自分。
④未知の窓:自分も仲間も〇をしていない項目。自分も仲間も気づいていない自分。
「開放の窓」の自分については、仲間もそう思ってくれていることから、自分の「良さ」を再認識でき、「強み」ともなります。また、「盲点」の自分について知ることで、普段気づいていない自分に気づいたり、 「秘密の自分」を仲間に開示していくことで、仲間とのコミュニケーションに広がりが生まれます。「未知の窓」については、自分は“そうではない”と否定的に受けとめるのではなく、新たな「なりたい自分」を見つけることができます。
生徒は仲間からもらったシートをうれしそうに手に取りながら、自己分析をしていました。
思春期で、自己肯定感がなかなかもてない時期。この活動を通して、自分ではわからない色々な「良さ」に気づき、多面的な自己理解につなげることができます。今後、自分の「良さ」や「強み」を普段のコミュニケーションや、進路選択などに生かしてください。






