School situation学校の様子

入学式ー99名の新入生 附属桃中生としての誇りを胸にー 

 4月8日(水)、令和8年度入学式を挙行しました。99名の新入生が希望を胸に、満開の桜咲く本校の門をくぐりました。
 校庭では、生徒会本部が歓迎のメッセージをもって新入生と保護者をお迎えしたり、有志の生徒たちが保護者を体育館に誘導したりしました。また、卒業式に続き、式場の式次第を能筆な生徒が書いてくれました。
 そして、玄関ホールでは2年生の総務が新入生の受付や名札渡し、教室への案内をするなど、先輩として活躍する姿がうかがえました。
 
 式場の体育館アリーナでは、緊張した面持ちで入場する新入生に、在校生や保護者、来賓の方から大きな拍手が送られました。
 新入生認証では、一人一人しっかりと返事し、起立や礼など、全員きれいに揃い、「さすが附属生」と思わせる所作でした。
 祝辞については、学校長、来賓として本学学長、育友会長様から次のようなお言葉をいただきました。
 学校長からは、学校生活を充実させるために「志を高くもつこと」と「附属桃山中生としての誇りをもつこと」、そして当たり前のことを当たり前にする「凡事徹底」について示唆しました。
 本学学長からは、AIの進化により、これまでの当たり前が変わる時代だからこそ、「面白いな」と感じる心と、人との関わりを大切にし、互いの違いを受け入れ、リスペクトすることが自分を大きく成長させるプロセスであることを教示いただきました。
 育友会長様からは、日々の生活の中で、様々なことに挑戦し、その積み重ねが将来につながる力になること、そして本校の先輩としても心強い励ましのお言葉をいただきました。
 新入生代表の「宣誓」では、代表生徒が壇上で落ち着いて堂々と、誓いの言葉を力強く述べることができました。
 在校生代表による「歓迎の辞」では、生徒会副会長が不安を抱いている新入生の背中を優しく押すような温かいメッセージを披露しました。

 式後の学活では、各教室で担任から学校生活についての説明や年度当初の提出物、当面の予定について話を聞きました。
 学活後は、体育館で入学記念のクラス写真を、仲間と保護者の方にもお入りいただき撮影しました。生徒も保護者も満面の笑みでの一枚となりました。
 
 99名の新入生1人1人の希望や願いが実現できるよう、これから教職員一同全力で支えてまいります。

 中高一貫3年目の春。
 298人の生徒からなる附属桃山中学校の新たな出発です。皆様どうか応援よろしくお願い致します。
 
 最後に、本日ご来校いただきました来賓の皆様、ご祝辞をいただきました皆様に心より御礼申し上げます。

 以下、新入生代表による「宣誓」と、在校生代表による「歓迎の辞」をご紹介します。

【宣誓】
 うららかな春の光がやさしく差し込む今日のよき日、私たち新入生九十九名は京都教育大学附属桃山中学校に入学します。校長先生をはじめ先生方、ご来賓の皆様、保護者様、在校生の先輩方、新入生を代表し、心より感謝を申し上げます。緊張や不安もありますが、それ以上に、これから出会う仲間と支え合いながら、共に成長していけることへの楽しみと希望でいっぱいです。

 私が小学生の時、帰りの電車の時間がわからず困っている友達がいました。何かできないかと思い仲間と協力して、電車の時刻を教室のテレビモニターに表示する取り組みを始めました。私が好きな鉄道に関する知識と、仲間の技術を組み合わせたことで、友達のみならず多くのクラスメートから感謝される活動になりました。この経験を通して、仲間と協力することで、一人ではできないことも実現できること、人の役に立つ喜びを学びました。

 これからの中学校生活の中で、様々な困難や課題に直面することがあると思います。私たちは得意なことも苦手なことも、考え方や感じ方も異なります。だからこそ、お互いを理解し、認め合い、協力し合うことが大切だと考えます。はじめは小さな行動かもしれません。しかし、これらの積み重ねが将来、社会に貢献することができる大きな力になる、と私は信じています。

 新入生一同、「豊かな感性」「輝く個性」「拡がる共生」の教育理念のもと、三年間の学びの中で、仲間と心を通わせながら感性を磨き、個性を大切にし、共に成長していくことをここに誓います。

 先生方、そして先輩の皆様、これからの三年間、どうぞ温かいご指導とお力添えをよろしくお願いいたします。

【歓迎の辞】
 あたたかい日差しが降り注ぎ、春風が心地よい季節となりました。新入生の皆さん、そして保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。

 さて、皆さんは、これから始まる学校生活に夢や希望を持っていることでしょう。それと同時に、新しい環境に不安や悩みを抱いているかもしれません。二年前の私もそうでした。しかし、たくさんの時間を仲間と共に過ごしていくうちに、とても楽しく学校生活を過ごせるようになりました。

 そんな私から、今日、本校の門をくぐった皆さんに一つだけ質問をさせてください。

「中学校で過ごす三年間で、どんな自分に出会いたいですか?」

 中学校では小学校までとは違う新しい世界が待っています。授業は「教科担任制」となり、専門の先生からより深い知識を学ぶことになります。放課後には「部活動」が始まり、同じ目標を持つ仲間と汗を流す熱い時間を過ごすことができます。

 また、本校ならではの行事も、ぜひ楽しみにしていてください。一年生の一泊二日から始まり、二年生は二泊三日、三年生は三泊四日と、学年が上がるごとに期間が延びていく「宿泊学習」。この期間は、学校を離れて寝食をともにし、仲間との絆を深める最高の機会です。また、「体育大会」では、三学年でチームを作り、勝利のために全力で駆け抜けます。「文化祭」では、一つの劇や合唱を創り上げる難しさと、それをやり遂げた後の大きな感動を味わうことができます。

 さらに、私たちの学校には「課題探究」や「生き方探究」といった特別な授業があります。これは、学年の壁を超えて自分たちが気になるテーマを探究する時間です。先輩や後輩など様々な人との交流を通して、自分の世界を大きく広げていくことができます。

 このように中学校には、新しい自分に出会うきっかけとなる学びや、さらに成長できるチャンスがたくさん用意されています。

 しかし、これからの三年間、楽しいことばかりではないかもしれません。 勉強が難しくなったり、部活動で壁に直面したり、時には友人とぶつかることもあるでしょう。「どうして上手くいかないんだろう」と立ち止まってしまう日もあるかもしれません。そんなときは、この言葉を思い出してみてください。

”There is always light behind the clouds.”

 雲の向こうは、いつも青空。これは、『若草物語』の著者であるルイーザ・メイ・オルコットが遺した言葉です。どんなに辛く困難な状況でも、その上には必ず希望があるという意味が込められています。壁にぶつかって挫けそうになっても、諦めずに一歩を踏み出してください。きっとその先で新しい自分に出会えるはずです。さらに、皆さんには成長を温かく見守る先生方や、共に歩む仲間、そして私たち先輩がついています。勇気を出して新しい世界に飛び込みましょう!

 最後にもう一度、皆さんに問いかけます。

 「中学校で過ごす三年間で、どんな自分に出会いたいですか?」

 この京都教育大学附属桃山中学校で、理想の自分を見つけ、私たちと共に実現させましょう。

 これをもって、皆さんへの歓迎の辞とさせていただきます。