
7月2日(水)5校時、2年生の「生き方探究」で、自分の「好きなこと」について考えました。
前回の「生き方探究」では、「好きなこと」について、「きっかけとなったエピソード」や「理由」などを、シンキングツールを使って書き出しました。
今回は、前回書いた「好きなこと」が、同じジャンルの人たちとグループになり、仲間との対話を通して、自分の「好きなこと」を見つめ直しました。
小説が好きな人、音楽が好きな人、絵が好きな人、スポーツが好きな人、鉄道が好きな人、ゲームが好きな人、家族や友人が好きな人……色々な「好き」がある2年生100人。
まず、一人ずつ自分の「好きなこと」について、仲間に思いの丈を語りました。同じ趣向をもつことから、「質問タイム」も話題が弾みました。
自分の「好きなこと」を自由に話せて、うなずきながら聞いてくれる仲間がいるのはうれしいものです。
例えば「鉄道」が好きな仲間が集まったグループでは、車両に詳しい「車両鉄」、実際に鉄道に乗るのが好きな「乗り鉄」、駅の発車メロディーに詳しい「音鉄」、路線名と駅名を知り尽くしている「駅鉄」など、「鉄道」に関する話題でもちきりでした。
「音鉄」の人に、「大阪環状線の〇〇駅と△△駅の発車メロディーは?」と聞くと、それぞれ鼻歌で歌ってくれて、感激しました。
「好きなこと」を語る生徒の目は、とてもまぶしく輝いて見えました。
また、「ゲーム」が好きなグループでは、プログラミングなどで「ゲームを作る」のが好きな人もいれば、「ゲームで遊ぶ」のが好きな人もいました。
「ゲームを作る」のが好きな人は、“どんなストーリーにしたら面白いかとか、自分で考えて創り出すのが面白い”ということを話していました。「ゲームが好き」ということを、仲間と話し、比較する中で、自分の「好き」には、「面白さ」や「創り出す」という要素があることに気づきました。
「スポーツが好き」というグループでも、「仲間とプレーするのが好き」という人もいれば、「テレビで観戦するのが好き」という人もいました。「仲間とプレーすること」が好きな人は、「仲間と協力できる」という要素や、「観戦すること」が好きな人は、「客観的に見る」という要素があるのかな、などとリラックスした雰囲気の中、話していました。
普段、自分では「〇〇が好き」とぼんやり感じてはいますが、このように仲間と語り合うことで、自分の「好き」を支えているものが見えてきます。
今回、仲間との語り合いの中で発見した自分の「好き」を支えているものについて認識し、それを今後の「生き方」のキーワードの一つにしていけるといいですね。



