School situation学校の様子

能を堪能~日本文化体験~

 12月18日(水)、帰国学級の生徒を対象に日本文化体験の一環として、公益社団法人能楽協会の能楽師である有松遼一氏を講師としてお招きし、能の体験をしました。
 この活動は、京都府の「文化の心 次世代継承事業」の採択により実現したものです。
 まず、始めに能の歴史や舞台について、中学生にわかりやすく映像で解説を交えながら教えていただきました。
 次に、♬髙砂や 此の浦舩に 帆をあげて♬ で始まる「髙砂」の謡の稽古をしました。繰り返すごとに言葉の切れ目を理解し、感覚がつかめてきて、お腹から声を出し、謡のリズムや声色の響きを楽しんでいる様子でした。
 後半は、研修室を実際の舞台に見立てて、能面をつけ、扇をもち、所作の体験をしました。
 2時間にわたる能の体験を通して、日本文化の奥深さを味わい、幽玄な世界を堪能することができました。