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「背中で語れ」を合言葉に~3年体育系部活 キャプテンの思い~

 体育系の部活動では7月末に夏季大会が終わり、3年生は引退しました。
 体育系部活動(サッカー、女子バレーボール、男子バレーボール、女子ソフトテニス、男子ソフトテニス、女子バスケットボール)のキャプテンが、部活動を引退した今、共に汗を流し活動してきた仲間や同級生に伝えたいことを綴ってくれました。
 リーダーとしての不安や悩み、仲間を支え、仲間から支えられながら絆を深め、成長につながったこと、仲間や先生、コーチ、家族への感謝の気持ち、何物にも代えがたい価値を見出したことなど、15才のまっすぐな思いが詰まっています。
 どうかご一読ください。

【サッカー部キャプテン】
 先日、三年最後の夏季大会が終わった。悔しさが残る結果となったが妙にスッキリしている。夏休みも満喫できたので嬉しい。朝早くからサッカー部の練習に行くこともなくなった。それでもなぜか私は練習している。一体なぜか、私にもわからない。ここではサッカー部での思いとして、心に残っていることをふりかえろうと思う。
 一年生の頃は三年生がとても大きく見えた。ミスしたら優しく励ましてくれたり、厳しくもなぜだめなのかを教えてくれる先輩もいた。夏季大会で最後まで全力でプレーしている先輩を美しいと思った。新人戦になって初めて同学年の六人と試合に出ることがあった。新人戦ではかなりショッキングな負け方をしたが、二年生の夏季大会までには復活していた。しかしまた初戦敗退。
 ついに自分たちが主体のチーム。私がキャプテンになったが正直あまり似合ってなかったと思う。それでもみんなに支えてもらって前に進んで行けた。どんどん強くなれた気がした。自分らが主体となって初めての公式戦であった新人戦では予選リーグで負けてしまった。悔しいという思いは少なく、ただ負けた。そんな感じだった。でもやっぱり負けるのは嫌だ。全力でやって力及ばず負ける。惨めなことだ。やっぱり練習した。  
 三年生になっての春季大会。初戦で公式戦初勝利。嬉しくない理由がない。顔には出さないが。気が緩んでいた訳では無いと思う。それでも甘さが出た形だろう。二回戦では先制したがミスから三点取られ負けてしまった。それでも得るものが大きい敗北だった。まだ強くならないといけない。そう思えた。  
 一生懸命練習して迎えた最後の大会。しかし怪我したやつもいるし、空気をみだすやつもいた。そんななかでも長い間やってきたのだから連携はとれた。危なげなく初戦は勝てた。一度勝つともっと勝ちたくなる。二回戦はすごかった。格上相手だったがキーパーがいつも通りのスーパーなプレーで何度も救ってくれた。PK戦まで持ち込めたがあと一歩及ばず終わった。前にもいったが心残りはない。それでも三年間、一緒に練習してきたのに終わってしまうのはとても悲しい。もう一緒にすることはないかもしれない。それが私の後悔だ。

【女子バレーボール部キャプテン】
 2年半の部活を通して、とても濃い最高の思い出ができました。1年生の時や2年生前半では、まだ自分たちが後輩で、技術について気にすることが少なかったです。私たちが部活の中で最高学年になり、私はキャプテンになって、不安なことが数えきれないほどありました。でも周りのみんなが支えてくれたから、自信をもってみんなの先頭に立つことができたと思っています。時には目指している場所や気持ちのことでバラバラになったこともあったけど、その都度話し合いで解決していき、また一つとなって戦うことができました。そして、カップ戦や公式戦で勝つことができた時は本当に飛び跳ねるほど嬉しかったです。悔し涙じゃなくて笑顔でいれたことが、強くなれたのだと実感させてくれました。何度も勝利をつかめるようになってきて、そのたびにこのメンバーで良かったと思えました。最後の試合も悔しい想いはしたけれど、今までみんなとバレーをできて良かったと、とても思いました。
 振り返ると、部活を通して私は1人では何もできなかったなと思いました。一緒に戦ってくれた仲間がいたから2年半最高の思い出ができました。もしもこれから1人で悩むことがあったら、周りの仲間に頼ってください。私は仲間を頼りました。とても力になったし、心の支えができました。人を引っ張っていくことが不安だった私も、みんなと一緒だったから頑張ろうと思えたし、全力を尽くすことができました。仲間を頼ることの大切さは、女バレの部長になれたからこそ、知れたことです。だから部長になってよかったし、自分の成長につながりました。これから何かの代表になって人を引っ張ることが増えたら不安でも挑戦してみてください。大きな壁にぶつかった時でも、同じ気持ちで頑張っている人、ライバルの人、どんな人でも仲間ならきっとあなたの力になるし、一歩踏み出す勇気をくれると思います。

【男子バレーボール部キャプテン】
 1年間男子バレー部のキャプテンを務めさせていただいて、本当に良かったです。先輩の代の夏季大会で足を引っ張り、たくさんの涙を流したとき、ある同学年の仲間が「俺等の代でいっぱい勝と」という言葉をかけてくれました。その言葉が心に火をつけ、前キャプテンへのあこがれや、上の代での敗戦の悔しさもあり、僕がこのチームを引っ張って勝たせたいと考え、キャプテンに立候補したことがすべての始まりでした。
 キャプテンをやって一番よかったことは、仲間への感謝に気づけたことです。人間として成長できた、キャプテンをしないと経験できない経験がたくさんできた、キャプテンが試合でつける背番号1番が、どれだけ意味を持つ番号なのかの気づけたことなど、よかったことは数え切れません。でもなぜ仲間への感謝に気づけたことが1番かというと、キャプテンという大きな役目を任せてもらった分、男子バレー部のみんな、僕の周りのたくさんの人により助けてもらい、支えてもらい、みんなとより深くバレーボールに関わり、怒られることも褒めてもらえることも励まされることも増え、キャプテンになってよりたくさんの人とより深く関われたすべての時間が、この1年間の僕の幸せそのものになっていたからです。
 1年間キャプテンをして感じることは、ぼくは幸せだなということです。どんなときも支えてくださり応援してくださった顧問の先生、コーチ、家族、先輩、本当にありがとうございました。遠い試合会場に来ていただき、京都で1番の応援を届けてくださったみなさんありがとうございました。球拾い、練習、声出し、応援、試合、何気ない更衣室や行き帰りの会話、一緒に戦ってくれて、最後までキャプテンとしてついてきてくれた、男子バレー部のみなさん、ありがとうございました。そしてこれだけ不甲斐ないキャプテンでも、友人として、チームメイトとして、キャプテンとして8試合を一緒に戦い抜いてくれた、男子バレー部3年生のみなさん、ありがとうございました。

【女子ソフトテニス部キャプテン】
 部活、終わりましたね。部活に入っていた人も、入っていなかった人も、それぞれがすべきことを探し、成し、抗った3年間だったと思います。私は3年間、ソフトテニス部の一員としてプレーすることができ、良い経験になりました。
 1年生の頃は、テニス経験者ということもあり、秋季大会の新人戦では府大会まで行くことができました。けれど2年生になると、同学年の部員も他校の人もぐんっと上手くなり、仲間が強くなる嬉しさと「いつか追い抜かれるのでは?」という焦りが混ざった、不思議な気持ちになりました。人は少しの時間でも変化する、余裕をぶっこいていたらすぐに足元をすくわれる、そんなことを体感し、練習を怠らず、常に上を目指すことの大切さを学びました。
 初めて後輩ができたときは、嬉しさと期待と不安でいろいろな意味で忙しかったです。3年生にもなると、後輩との接し方も分かってきて、部活を1つのグループとしてまとめることができました。
 私は人の上に立つということはそれに見合う責任と人を引っ張るリーダーシップが必要だと思っていました。けれど、私がミスをしたり、忙しくて部活にあまり行けなかったりしても、みんながそれを補い、協力して部活を引っ張ってくれました。「私が気を張らなくても、みんな自分たちで進んでくれるんだ」と知ることができ、私は気軽に部長として最後まで責務を全うすることができました。
 これからみんなも、責任を伴う仕事や周りを指揮することが多々あると思います。最初はうまくいかず、悶え苦しむこともあると思います。そんなときは、人はマグロだと思ってください。マグロは止まると死ぬように、人間も後には戻れず、前に進むしかありません。ですが、マグロは360°に近い視野角を持っています。マグロのように、上下左右、前後を見渡して、今どんな状況なのか、そして自分は何をすべきなのかを考えてみてください。人の上に立つということは、ただ人を動かすだけではなく、必要なときには人を頼りながら進んでいくことだと思います。堅苦しい話をしましたが、あまり難しく考えず、あなたが思うリーダーをして、あなたなりに進んでいけばいいと思います。
 今回私が語ったことが、少しでもみんなの力になれば嬉しいです。それぞれの場所でそれぞれの目標のために進んでいきましょう。

【男子ソフトテニス部キャプテン】
 実は、僕は最初、部長をやりたくないと思っていました。なぜなら、部長は部活を引っ張っていかなくてはいけない存在なので、自分には務まらないと思ったからです。実際、今でも自分には十分に務まっていなかったと思います。それでも、貴重な経験ができ、本当に有意義な一年間にすることができました。
 部活はクラブチームなどとは違い、大会で勝ち上がりたい人や、毎日適度に運動したい人など、さまざまな人がいます。だからこそ、人によって基礎練習をやりたかったり、ラリーや試合をしたかったりと、やりたいことも変わってきます。そのため、一日一日の練習内容を決めることがとても難しかったです。これまでの先輩方は、きっちりと指示を出していました。しかし、自分はそれがなかなかできず、悩むこともたくさんありました。それでも、そんなときに部員のみんなが協力してくれたり、意見を言ってくれたりしたことで、少しずつ自分なりのやり方が分かっていきました。自分一人ですべてを決めて、部活を引っ張っていくことはできませんでしたが、周りの人の意見を聞きながら、みんなで部活を作っていくことができたと思います。部長をやっている中で、うまくいかないこともたくさんありました。しかし、その分、今までなかった責任感や、周りを見て行動することの大切さを学ぶことができました。
 最初は「自分には務まらない」と思っていた部長という役割でしたが、終わってみると、挑戦して本当によかったと思います。この一年間、楽しいことばかりではなく、悲しいことや悔しいこともありましたが、部員のみんなと一緒に練習したり、大会で応援し合ったりした時間は、大切な思い出になりました。みんなに支えてもらいながら最後までやり切ることができて、本当によかったです。高校でもソフトテニスを続けるので、この一年間の経験を生かして頑張っていきたいと思います。今まで一緒に部活をしてくれたみんな、本当にありがとうございました。

【女子バスケットボール部キャプテン】
 部活を引退した今、この三年間を振り返ってみると、色々なことがあったけれど本当にあっという間だったように感じます。
 一年前の夏、これまで私たちを引っ張ってくれていた先輩方が引退し、一年生の頃はバスケ初心者だった私たちが、今度はチームを引っ張っていくという立場になりました。そして、私はキャプテンとなり、これからチームをまとめていけるのか、自分にキャプテンが務まるのかという大きな不安を感じていました。実際に新チームになったばかりの頃は、なかなか試合に勝てず、思うようにいかない苦しい時期が続きました。それでも、支えてくれるメンバーの存在や日々成長する後輩の姿を見ると、自分も頑張らなくてはいけないと思わされました。同時に、周りの支えがあるからこそ頑張れているのだということにも気づくことができました。そして、最初の公式戦で勝てたときは辛い時期があったからこその嬉しさがありました。初めは、これからどうなってしまうのかと心配していたけれど、最後の大会を終えたときにはこれまで頑張ってきてよかったと思えました。
 私はキャプテンとしての経験を通して、本当に多くのことを学びました。練習の雰囲気をつくったり、みんなをまとめたりすることなど大変なこともたくさんありましたが、だからこそ周りを見ることの大切さや難しさも知ることができました。今振り返ると、キャプテンをやってよかったと思います。また、この経験を通して、最後まで頑張ってやりきるということに大きな意味を感じました。それは、責任やプレッシャーのある立場だからこそより強く感じることができたのだと思います。そして、この経験や気づきはこの先の自分の自信にもつながっていくと思っています。
 最後に、私たちは卒業まであと半年をきりました。これから体育大会や文化祭など、まだまだたくさんの行事が待っています。大変なことや難しいことはあると思いますが、学年やクラスの仲間と支え合い乗り越えて、最高の思い出にしましょう。