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本学名誉教授による「自分の特性を知る」講義

7月3日(水)の6時間目、2年生と3年生が「生き方探究」の授業で、本学理学科名誉教授の村上忠幸先生から「自分に向き合い、自分を知る意味」というテーマで、講義を受けました。
この講義は「自己を分析し、その特性を知り、今後の生き方や将来のキャリアにつなげる」ことを目的としています。
村上教授からは、「新しい時代の仕事の捉え方」として、「自分の好きなことで生活の糧を得る」ということ、そのためには「自分で責任をもつ」ということを教えていただきました。
そこでまず、「自分の得意なこと(特性)を知る」ために、アメリカのハーバード大学のハワード・ガードナーが提唱した「多重知能理論(Multiple Intelligences Theory)」、略して「MI理論」についてレクチャーを受けました。「MI理論」とは、人間は8つの知性(「言語」「論理・数学」「視覚・空間」「身体・運動」「自然科学」「音楽」「内省」「対人」)で成り立っているというものです。
生徒はこの8つの知性に関するアンケートに回答し、8角形のレーダーチャートに整理し、表れた自分の特性に驚いたり、納得したりしていました。
また、生徒は自分の特性を活かし、成長していくためには、「小さいヘリコプターから自分を俯瞰して見る」という「メタ認知」が重要であることを知りました。「メタ認知」を向上させることで、「見えない自分」が見えてきたり、「新しい視点」を探りあてたりすることができ、それが「ひらめき」や「直感」に磨きをかけるそうです。
―自分に向き合い、自分を知る―
多くの学びや、キャリア形成につながる「動機付け」が得られた1時間でした。