6月12日(水)から始まった今年度の課題探究。最近の活動について、いくつかのコースの取り組みを紹介します。
「Welcome to Kyoto Campaign」コースでは、京都を訪れる外国人観光客とのコンタクトを通して、「観光地京都」の「今」を肌で感じたり、インバウンドの問題や改善点について考えたりします。9月18日(水)は、祇園四条駅周辺や伏見稲荷大社で外国人観光客に英語でインタビューをしました。あらかじめ質問の内容を考え、身につけた英語力で身振り手振りを交えて対話しました。研究テーマに関する学びだけでなく、オーセンティックな英語に触れることで、海外の方とコミュニケーションをとることの楽しさを味わうことができました。
「ユニバーサルデザインを考えよう」コースは、ユニバーサルデザイン、すなわち「ひとにやさしいものの形」について探究するコースです。9月18日(水)には本学美術科の先生の制作場に行き、指導を受けながら、一人一人が考えるユニバーサルデザインの器を作りました。このように「使いやすいものづくり」を通して、ひとが暮らしやすいまちづくりについて考えます。また、身の回りのものをユニバーサルデザインの概念のもと捉え直し、それらを模型や図で表現し、最終的に京都市が募集する「みやこユニバーサルデザイン賞」に応募し、提案を試みます。
「My Life Story」コースでは、自己と向き合い、自分が歩んできた10数年の人生を見つめ、未来の自分をデザインしていきます。9月11日(水)には岡崎公園内の京都府立図書館に行き、「自分史」を作成するのに必要な資料を、司書の方にご協力をいただきながら収集し、閲覧しました。
課題探究では、文献などの資料の探し方やレポートへの引用の仕方といった「探究の基礎スキル」も、このような実地体験を通して学んでいきます。