10月1日(水)5、6校時、体育館アリーナで「生き方探究」のワークショップを開催しました。
講師として、パーソナルホールディングス株式会社の馬場瑞紀氏をお招きし、「“はたらく”を考える」をテーマに、2、3年生が参加しました。
まず、「はたらく」と「仕事」との違いについて、「はたらく」とは『他者や社会に向けて自分のありたい姿』、『仕事をすることの目的』であり、「仕事」とは『自分の「はたらく」を実現するための手段』である、というお話をうかがいました。
次に、「はたらく」ことを身近に引き寄せるために、小グループで自分たちが考える「はたらく」を言語化しました。 生徒からは、「金を稼ぐ」「夢を実現する」「新しいものを学ぶ」「社会に貢献する」「人を笑顔にする」など、色々な意見が出され、生徒たちは「はたらく」ことについて、様々な価値観があることに気づいた様子でした。
そして、生活の中にある「仕事」を具体的に出し合いました。馬場氏がおっしゃるには2025年現在、1900種類もの仕事があるそうです。生徒たちが社会で働くようになる頃には、今以上にテクノロジーが発展し、AIが仕事をしたり、対面での店舗がなくなるなどの「生活や仕事の変化」があることが予想されます。
そのような変化の流れの中で、「自分はどう生きたいか」「どのように社会と関わっていきたいか」という問いをもって生きること。そして、今回も小グループでの討議や全体交流など、ファシリテーターである馬場氏や仲間の意見を聞きながら、自分の考えを形成したように、他者の意見に耳を傾けたり、社会の情勢を判断したりしながら、「納得解」を出し、自己決定していくことも大切なことです。
昨年度から本校では、「OECD LEARNING COMPASS 2030」の「エージェンシー」(変化を起こすために、自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力)の育成をテーマに研究をしています。
生徒たちが社会に出る2030年代。
この空間で活動した生徒たちが、地域社会や国内、また国際社会で本校での学びを生かし、活躍してくれることを願っています。


