10月8日(火)、本校グランドで体育大会が行われました。前日からの雨でグランドには何か所も水たまりができ、走路にぬかるみもありましたが、早朝から多くの生徒と教員でトンボをかけて地面をならしたり、雑巾で水たまりの泥水を吸い取ったりして、グランドを整備しました。
縦割りで学年の枠を超え、赤団、青団に分かれ、1年生から3年生までが協力して取り組みました。
生徒席前で団全員で大きな円陣を組み、いざ入場行進と開会式。大会旗や団旗も生徒の手作りです。全校演舞の「ようかい体操第一」では、元気にユーモアあふれるパフォーマンスができました。
個人種目の「徒競走(70m、120m)」「障害物競走」では全力疾走し、団体種目の「三人四脚」「綱引き」「大玉転がし」「玉入れ」「3年生学級対抗リレー」「色別対抗リレー」では、仲間と呼吸を合わせて競い合いました。また、仲間が競技をしているときには、団席から大きな声援が響きわたっていました。
午後の応援合戦では、応援団がグランドに出て、「ハカ」「三三七拍子」「アゲアゲホイホイ」「盛り上がりが足りない」などを相手の団に向けて披露し、互いの健闘をたたえ合いました。
最後の閉会式では、団長がみんながよく頑張ってくれたことに感極まって涙を流したり、体育委員長が閉会のあいさつで胸がいっぱになり、声を詰まらせるなど、全力でやり遂げた人にしか流せない涙と感動があり、見ている人たちの心をうちました。
今年度の体育大会のスローガンは、「想像の斜め上の展開を」でした。
生徒主体で、みんなが心から楽しみ、大会前には想像していなかった「大切なもの」が心に残った大会になったのではないでしょうか。
企画をした体育委員をはじめ、各委員会やボランティアの生徒による大会準備や運営。当日については、競技の用具の出し入れや、入場門での招集と整列の声かけ、実況放送、得点板への得点掲示など、自分たちの手で体育大会を進行させることができました。前日の準備・設営でも小雨の降る中、テントを張ったり、椅子を並べたり、後片付けでも、泥でよごれたテントの支柱を雑巾で丁寧に拭くなど、縁の下の力持ちとして支えてくれた人が多くいました。本校は「どんなことも楽しんで」「仲間とともに」「表に出ない仕事も一生懸命する」生徒がたくさんいる頼もしい学校です。
教員も生徒の意気込みに負けず、色別にオリジナルTシャツを作り、Tシャツ、短パン、靴下まで団の色で統一するなど気合十分に、生徒の皆さんにエールを送り続けました。
「チーム桃山」の挑戦はまだまだ続きます。2週間後の文化祭も教職員一同楽しみにしています。