
5月20日(火)2校時、3年の技術では「情報の技術」の単元で、プログラミングによる「防犯システムの構築」について学習しました。
今回は、日本で開発され、世界でも多く使われている「Ruby」というプログラミング言語を、子どもでも扱いやすいようにビジュアル化された「Smalruby」を使用します。
まず、「Smalruby」で本校教員が作成した「防犯システム(自宅と警備会社との双方向型)」のコンテンツについて、生徒が「問題点」を見つけます。この「問題点」を「レイアウトやデザインの問題」と「システムの問題」の二つに分け、それぞれ解決策を考え、グループで交流しました。
例えば、「レイアウトやデザインの問題」では、「「侵入者あり」の表示を大きくする」、「ユニバーサルデザインの観点から、文字を少なくして簡単にしたり、文字が見えやすいようにボタンの色を変える」など、生徒の目線で解決策が出されました。
また、「システムの問題」では、「犬の鳴き声など、音だけで侵入者と判断してしまうことについて、ビデオカメラを導入する」、「警察に通報できないことについて、侵入者を感知したら、警察に通報できるように設定する」、「侵入者にシステムを解除される可能性があることについて、解除時にパスワードをつける」など、想定されうる問題について可能な解決法を探りました。
次に、先ほど自分たちで考えた「問題点」について、実際にタブレットPCを活用し、タッチパネルを操作したり、キーボードで入力したりして、「防犯システム」を改善しました。
情報システムが核となる「society 5.0」で求められる人材として、「技術革新と社会課題をつなげ、プラットフォームを創造する人材」と示されています(注1)。
また、学習指導要領(平成29年告示)解説【技術・家庭】では、「生活や社会の中からプログラムに関わる問題を見いだして課題を設定する力、プログラミング的思考などを発揮して解決策を構想する力」がプログラミング学習で育成する力として述べられています。
今日的な課題を見出し、解決する力を育てるプログラミング。プログラミングの思考やスキルを、自己の生活や今後の社会の発展のために生かしてください。







注1:Society 5.0に向けた人材育成に係る大臣懇談会 新たな時代を豊かに生きる力の育成に関する省 内タスクフォース,H30.6.5