
6月24日(火)5校時、本学大学院1回生を対象に公開授業を行いました。
1年の理科で、「チリメンモンスターを探せ!」というミッションについて探究学習をしました。「いろいろな生物とその共通点」(啓林館)という単元で、「魚類」と「魚類以外」の分類について考察しました。
まず、混ざりものの多いしらす干しを、バットの上に広げます。次に、一人一人ピンセットをもち、次のような形状や色などをルーペを使って観察します。、そして、写真入りの個体名が書かれた一覧表から「これかな」などと言いながら個体を同定していきます。
・うすっぺらい
・まるい顔
・大きな頭
・長い体
・ごろんとしている
・硬くてツルツルしている
・ちりめんじゃこっぽい
・タコかイカ
・エビ、カニっぽい
・虫っぽい
・赤っぽい色がある
そして、「魚類と思われるもの」と「魚類以外と思われるもの」に分類し、なぜそのように分類したか、すなわち「魚類の特徴とは何か」を考えました。
初めから、「魚類とはこういう特徴がある生物である」と教えるのではなく、生徒が試行錯誤しながら魚類の特徴を導き出していくプロセスを重視する。このように生徒に、「いかにそのしくみを考えさせるか」や「仲間と学ぶことの意味」を授業づくりの核にしていく。
実際の授業や生徒の学ぶ姿を通して、学生たちは「授業をデザインする」ことへの理解を深めたようでした。




