
5月13日(火)3校時、1年生の美術では、「クロッキー」について学びました。1年生にとっては、中学校に入って初めての写生となります。
まず、鉛筆で対象物を描く方法として、「クロッキー」「スケッチ」「デッサン」の3種類があることを知り、その違いを理解しました。「クロッキー」は、大まかに形をとらえ、色や陰影は不要で、数分で描きます。
次に、「クロッキー」の実習として、手始めに身近な文房具(シャーペン、キーホルダー、はさみなど)を描きました。
3分という設定時間で始めたものの、なかなか思うようには描けていない様子……。教員から、「全体をとらえること」「実物と合せたときにどうか。自分の描いた方が小さくないか。大きめを意識して描くといい」など、アドバイスを受けました。
再度、先ほどとは違う身近な文房具とにらめっこ。今度は、先ほどとは違い、細部よりも全体を見て線を描き、対象物の大きさも変わってきました。
最後は、実際に人をモデルに描きました。
モデルも単に立つのではなく、「身体をねじる」「頭からかかとまでを一直線にするイメージで立つ」、画家も「腕ごと動かして描く」「姿勢を良くする」「モデルを見るときと画用紙を見るときに、視線のブレが小さくなるように(形が狂いにくいため)」など、「クロッキー」のモデルと画家の基本姿勢について理解しました。
初めに、頭からかかとまで一本の線を引き、この線に肉付けをしていくイメージで、画面の端にくる関節などを点で記します。そして最後に、それらを線でつないでいきます。
初めて専門的な指導を受ける生徒は、慣れない手つきで描いていましたが、これから3年間、継続していくことで、技量が高まっていくことでしょう。
生徒たちの各教科のスキル向上はポートフォリオなどに整理するとよく見えて、生徒自身がその成長を実感することができます。
中学校初めての今日のクロッキーからどのように変化していくか、楽しみにしています。









