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スマホ・携帯安全教室~1年生~

 4月11日(金)、1年生を対象に「スマホ・携帯安全教室」を実施しました。
 令和6年2月に発表された「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(こども家庭庁)によると、中学生の93.0%が子ども専用のスマートフォンを使用しています。(注1)また、同調査では、中学生の98.2%がインターネットを利用しています。(注2)
 このような現状を踏まえて本校では、毎年各学年、学齢に応じた「スマホ・携帯安全教室」を行っています。
 
 今回の講義では、まず、「スマホでできること」を生徒に尋ねました。生徒からは「音楽が聴ける」「電子書籍が読める」「色々なことを検索できる」「Youtubeが見られる」「ゲームができる」「LINEができる」など、多くの意見が出ました。
 スマホは現代を生きる生徒たちにとって、魅力的な機能やアプリにあふれていますが、「気をつけなければならないこと」も多々あります。今回は、この「気をつけなければならないこと」について、中学生がよく陥る例をあげながら説明しました。

・ゲームでの課金では、少額が積み重なり、気づけば大きな額になってしまっていること。
・LINEでは、直接相手と話さないために、行き違いや誤解が生じ、仲間関係が悪くなったり、いじめにも発展したりする。
・InstagramなどのSNSに、自撮り写真をアップすると自宅がわかってしまう可能性があるので、SNS上に個人情報を公開しない。

 生徒は、近くいる仲間とこれらの状況について想像したり、今までの経験をもとに考えを巡らせていました。
 
 後半は、1日の中でSNSやインターネットに接触する時間を、個々に振り返りました。そして、自分のスマホの使い方について10個の項目にチェックすることで、「スマホ依存」の段階について理解しました。また、「スマホ依存かな?」と思った時の対応策についても、説明を受けました。
 
 スマホは便利で、多くの情報を簡単に手に入れることができます。その一方で、多くの危険なこともはらんでいます。それらを十分理解した上で、使用するよう、今後も折に触れ、生徒たちに示していきたいと思います。

【注】
1.「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(こども家庭庁)p8
2.「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(こども家庭庁)p4