
4月14日(月)3校時、3年生の社会科の授業では、「第一次世界大戦」について学習しました。
本時の学習課題は、次の5つ。
①当時、バルカン半島に住んでいた民族は?
②ロシア、ドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国、セルビア、ボスニア、それぞれの国で多い民族は?
③ロシア、ドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国、セルビア、ボスニア、オスマン帝国、イギリス各国の相関図を書こう。
④ロシアがセルビアを支持したねらいを考えよう。
⑤多くの国を巻き込んだ背景には、何があったのだろう?
3~4人のグループで、教科書や資料集などで調べ、問いについて確認したり、わからないことを聞き合いながら、学びました。
このように問題を仲間と協働的に解決することで、興味関心を高めながら、そこに至る経緯や背景について理解を深めることができます。知識注入型ではない、真正の学びをめざすことで、生徒たちは真剣にかつ楽しみながら課題に取り組みます。
以下は、今回の生徒の学びの一例です。
当時バルカン半島には、スラブ系、ラテン系、ゲルマン系、マジャール人が住んでいました。
また、ロシア、セルビア、ボスニアはスラブ系、ドイツはゲルマン系、オーストリア・ハンガリー帝国はゲルマン系、マジャール人などです。
連合国はロシア、セルビア、ボスニア、イギリス、対する同盟国はドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国、オスマン帝国という構図です。
ロシアがセルビアを支持したのは、同じスラブ民族であること、また南下政策として不凍港を確保し、オーストリア・ハンガリー帝国がバルカン半島に進出するのを防ぐためです。
19世紀末からヨーロッパの列強が植民地を世界に広げた一方で、ヨーロッパ内で対立しました。それらの国の植民地であったインドやオーストラリアなどを巻き込んだり、周辺の国々も利害関係などから参戦することになりました。






