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短歌を創作ー2年国語ー

 5月12日(月)1校時、2年生の国語で「短歌に親しむ」(光村図書)のウォーミングアップとして短歌の創作をしました。

 まず、グループで「大空を(五) もし飛べたなら(七)」に続く五・七・七を考えました。「大空を飛べる」のが「自分」と想定して作った歌もあれば、「第三者」をイメージして作った歌もありました。何度も指を折りながら音数を数えたり、仲間に「こここうしたけど、もっといい言葉はないかな?」と言葉を吟味したりする姿がうかがえました。
 創作した後は、グループごとに作った歌を全体で紹介し、その解釈や情景を伝えました。
 発表された歌をいくつか紹介します。

・大空を もし飛べたなら まっしろな 雲突き破る 夢の道筋
・大空を もし飛べたなら ペンギンは 彼らの海を 手放すのかな
・大空を もし飛べたなら はじめたい かわいい魔女の 宅急便
・大空を もし飛べたなら 絶景だ しかしそれは 初回限定
・大空を もし飛べたなら 永遠に 世界一周 宇宙一周
・大空を もし飛べたなら どうしよう やりたいことが いっぱいいっぱい

 「短歌って面白いかも!」「私も作れる!?」と、モチベーションが上がってきたところで、今度は個人で作りました。
 お題は、「学校生活」。表したいことをメモ書きしながら、みそひと文字にしていきました。考え込んで言葉を絞り出すというのではなく、思いついたシンプルな言葉を、おもむろにつなげていくと、案外面白い歌ができたりします。

 来週から教育実習生が明治・大正・昭和・平成の有名な歌人の歌について授業をします。それらの学びを受けて、今回創作した歌を見つめ直し、言語感覚を磨いていきます。