5月9日~20日の期間で副免実習がおこなわれました。本校は京都教育大学の附属学校として,教員養成のための実習が特別な使命となっています。
実習生のみなさんは担当教員による指導のもと,授業実践に取り組みました。中学校の授業に不慣れなところもあって苦戦している場面もありましたが,それぞれに工夫を重ねて授業づくりに挑みました。学習内容については,実習後に担当教員が補充・確認をおこないます。良い授業,分かりやすい授業をめざしてひたむきに努力する姿から,生徒のみなさんも多くのものを学び取ることができたと思います。
<実習に取り組んでの感想>
附属桃山中学校での2週間の実習は大変学びの多いものとなりました。家庭科の授業では,消費生活の単元を行いました。成年年齢が引き下げられこともあり,中学生も一人の消費としての自覚を持てるような授業を考えました。みなさん自身が生活の中での経験を振り返って,活発に活動し,消費生活について考えることができました。道徳では,集団の中での「義務」と「権利」について考え,自分の役割としたいことのバランスをどのように取るかという題材を通じて,「みんなが嫌な思いせずに納得するには」ということ考えました。難しい問いに対して,悩みながらも真剣に向き合うみなさんの姿に感動しました。時間をかけ準備した授業に積極的に取り組んでくれるみなさんのおかげで,良い点も改善点もみつかりました。感染対策のため授業以外では中々生徒の皆さんと関わることが出来ず,もどかしさもありましたが,レクリエーション等一緒に過ごした楽しい時間の思い出を大切にしたいと思います。
現在,小学校の教員を目指しており,実習や支援員も小学校でしか経験していない私にとって中学校での実習は正直不安なものでした。しかし,優しく受け入れてくれた生徒のみなさんや先生方のご指導のおかげで実りのある実習となりました。2週間ありがとうございました。 |