つゆくさアルバム2021

12月3日(金)
人権平和集会を開催しました
~個性を尊重し受け入れること、そして自ら行動し、人の未来を奪わないこと!

 12月3日の6限目に、本校生徒会は、「人権月間・人権週間」の取り組みの一環として、①人権尊重の大切さの再確認 ②取り組みを通しての人権意識の向上 ③生徒主体の集会運営による、学校の一員であることの自覚 をねらいとして、オンライン配信と動画視聴によるクラスごとの分散形式で人権平和集会を開催しました。

(プログラム)
・生徒会本部より  開会宣言(前副会長)  基調提案(前会長)
・人権を大切にするための取組報告  「あいさつ運動・下の名前Week等」 「人権劇」の発表(動画)
・帰国生徒によるスピーチ発表(2名)(海外体験を通して感じた人権問題について) 1年生代表(1名) 2年生代表(2名)
・生徒会よりまとめ・閉会宣言(現会長)

 基調提案では、一人一人が持つ「個性」の尊重が最も大切なものであること、様々な価値観、特性、考え方などは、それぞれ違っていることが当然であり、そのことが「人権」そのものであり、平等に持っている権利であること、いじめは「個性」に優劣をつけたり、勝手な思い込みや決めつけから相手のことを十分に知らずに判断してしまうことから起こることが多いこと、そして北海道旭川市で起きたいじめによる凍死事件の事例から、いじめの悲惨さを訴えると共に、周囲の生徒や大人、学校関係者がいじめの事実を事前に知りながらも止められなかった、行動できなかった、命を救えなかったことの現実について厳しく指摘しています。さらに、そうならないためには、「相手のことをもっと知ろうとすること」が必要であり、そのためには、その人の良さを見つけ、相手の個性を「尊重する、認める、受け入れる」ことが大切であること、もし、いじめを知った場合は、まずは、信頼できる友だち、大人、生徒会などに相談してどんな方法でもいいから行動を起こして、助けることが必要であること、「見て見ぬふり」が一人の命を奪うことにつながるのだということを、前生徒会長が全校生徒に向けて熱く訴えました。最後に、いじめをしない、させない、見逃さない環境を作っていくために、以下のメッセージが提案されました。
人権平和メッセージ ~全校のみんなへ~
・個性を知り、人の良いところを見つけること ・その個性を尊重し、受け入れること ・見て見ぬふりをせず、自ら行動すること ・一人で(悩みを)抱え込まないこと ・一人ひとりが同じ人権を持っていることを忘れないこと (そして必ず守ってほしいこととして) ・誰の未来も奪わないこと ・命を簡単なものだと思わないこと

 全校の皆さんも、この集会を機に、改めて身の回りの友だちとの行き違いや意思疎通の不足などから起こるささいな問題から見つめ直し、誰もが大切にされて楽しく過ごせる附属桃中をつくっていきましょう。そして同時に、私たちが住む地域や日本、世界へと視野を広げながら、常に人権に対して敏感な感性を持ち、問題の解決に向けて行動できる人になっていきたいものです。まさに、~Think globally, act locally~(シンク グローバリー アクト ローカリー)の視点が重要なのだと思います。 生徒会本部の皆さん、本当にお疲れ様でした。